2006年5月28日日曜日

復活後第6主日 「主は祈り続ける」




ヨハネによる福音書は、他の福音書(マタイ・マルコ・ルカ)にはない、様々な特徴があります。その一つにヨハネによる福音書には、[祈る]という言葉がありません。しかしだからと言って、ヨハネは祈りについて全く取り上げていないのか、というとそうではありません。また祈るという言葉を、福音書に書き記すのは相応しくないと考えているのでもありません。

2006年5月21日日曜日

復活後第5主日 「私たちの友となられた」




ここ一ヶ月の間に、私たちの教会では二回の葬儀、洗礼式、結婚式、召天者一周年記念式と、大きな出来事がいくつもありました。そして洗礼式以外の集会では、必ず歌われた一つの讃美歌があります。それは〝教会讃美歌371番ーいつくしみ深き〟です。でもどうして、この讃美歌が歌われるのでしょうか。それはこの歌が、教会に関わりのない一般市民の方々にも広く知られているからです。

2006年5月14日日曜日

復活後第4主日 「枯れてはならない」




北海道の五月は新緑の季節です。また今は桜が満開です。でもなぜ、様々な木や草に綺麗な花が咲き、新しい芽吹きが起こるのでしょうか。それはそれらの花や蕾の枝が幹や根に繋がっているからです。そのように言いますと、そんなことは当たり前だ、何をバカなことを言っているんだ、と思われかも知れません。

2006年5月7日日曜日

復活後第3主日 「私は弱く主は強い」





日曜学校の賛美歌に「主われをあいす」という歌があります。この歌の一番の歌詞は「主われを愛す、主は強ければ、われ弱くとも 恐れはあらじ。わが主イエス、わが主イエス、わが主イエス、われをあいす。」です。ここで作者は、私に信仰的・人間的な弱さがあっても、強き主が私を愛し守ってくださるので、私は何物をも恐れない、と歌います。つまり私は弱いが主は強いというのです。